このたび、ブルームバーグNEF (BNEF) では、「日本のエネルギー経済の成長と市場の今後の見通し」と題し、ウェビナーを2部制にて開催いたします。
福島の原発事故から10年。この間に起きた、日本のエネルギー市場の改革、再生可能エネルギー政策、レジリエンス(回復力)を求める世論の拡大といった構造的な変化は、市場の風景を一変させました。政府の掲げた2050年までの排出量ネットゼロ目標の達成に向けて、再生可能エネルギー、水素などのクリーン燃料、そして循環型経済は、次の10年でますます重要な役割を果たしていくことになります。
第1部の基調講演では、過去10年の間に日本のエネルギー市場に起こった構造的変化に焦点を当て、BNEF日本・韓国分析部門長の黒﨑 美穂より解説いたします。
第2部のBNEFご契約者様限定でお届けするパネルディスカッションでは、日本の電力、運輸、産業、サステナビリティ関連の各市場が、ネットゼロへの移行をどのように形成していくのか、BNEFの各分野の専門アナリストが今後の見通しを議論します。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
*第2部のパネルディスカッションはBNEFご契約者様限定とさせていただきます(基調講演とは別リンクにて開催されます)。
*お客様のご登録情報は、当セミナーの円滑な運営(入館証・参加者名簿の作成、出欠確認、必要なご連絡等)及び今後の情報提供(各種セミナー等のご案内、ご質問・お問い合わせに対するご回答等)のために利用いたします。報道関係者のご参加はお断りしておりますのでご了承ください。
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プログラム
一般公開
- 16:00 – 16:20
基調講演「日本のエネルギー経済の成長と今後の見通し~3.11以降の10年を振り返る~」
- 講演者 黒﨑 美穂
BNEF契約者様限定
- 16:25 – 17:00
パネルディスカッション「ネットゼロへの移行を支える電力、運輸、産業、サステナビリティ各市場の現状と今後について」
- パネリスト 黒﨑 美穂, テングレル・マルティン, ジェン・レイリャン, 菊間 一柊
講演者
黒﨑 美穂
BloombergNEF、電力・ガス業界担当シニアアナリストを経て2017年より現職。電力ガス市場改革、再生可能エネルギー導入と経済性、原子力再稼動、LNG需要予測などの分析を統括する。2009年よりブルームバーグにてESG(環境、社会、ガバナンス)アナリストとして分析ツールの作成を行う。2020年に環境省の石炭火力発電輸出ファクト検討会の委員、2018年には外務省の気候変動に関する有識者会合の委員を務める。2007年よりロンドンのTrucost社にて環境リサーチアナリストを経験し、現在に至る。
慶應義塾大学経済学部卒。Imperial College London環境ビジネス修士号取得。
テングレル・マルティン
水素のリードアナリストで、水素チームの創設メンバー。東京オフィスで日本のエネルギー市場を担当した後、水素の専門となる。BNEF入社以前は、ドローンなどの最先端技術を利用して産業規模の生態系回復サービスを提供するDendra Systemsを共同で設立。
東京大学で経済学修士号、オックスフォード大学でグローバル・ガバナンスおよび外交の修士号(MSc)を取得。
ジェン・レイリャン
APACにて先端材料及び複合材料の分析を先導。クリーンでサステナブルな未来に向けた経済転換を推進する新材料と生産技術に関するレポートを執筆。BNEF入社以前は、学界及び産業界において材料研究、技術分析、事業開発にて幅広い経験を積む。
ペンシルベニア州立大学で化学博士号、マンチェスター大学でMBAを取得。
菊間 一柊
ブルームバーグNEF日本市場の再生可能エネルギーを中心に担当するアナリストとして2018年に入社。BNEF入社以前は太陽光・サステイナビリティ分野における経験を持つ。
ニューヨーク州立大学ジェネセオ校において経済学と地理学の学士号、デューク大学において環境資源エネルギー学部において修士号を取得。
日時
2021年3月11日(木)|16:00-17:00
ご登録完了後、参加者用ウェブリンクをお送りいたします。